昔々…



いつ頃かは伝えられてはいない。



この日の丸の国に青い猫がいたという言い伝えがあった。



その青い猫を見れば幸せになれると、


またその青い猫を見れば不幸になると言い伝えられていた。





人々はその青い猫を恐れ神とするもの


また殺そうとするものとわかれた。




その姿を見た青い猫はその日の夜鈴を鳴らしたそうだ。



しかし、



その音は人々を幸福にし、




また人々を不幸にした。




人々はその音に恐れ、青い猫を一匹残らずに殺したそうだ…