「今日も世界が泣いている」 少年は今日も言います。 灰色の空。 少年は青空を見たことがありません。 空が青いことを知りません。 少年は灰色以外空の色を知りませんでした。 少年の知る空はにごった空。 それが、少年の生きる世界の色。