翌日からは体調も良くなり部活に禿げ組んだ。
今日も相変わらず蝉の鳴き声がうるさい。
そんな日常も過ぎてあっという間に夏の終わりの夏祭りの日になった。
この前と同じ時刻と待ち合わせ場所にし、俺は天羽を待っていた。
だが、天羽は10分。20分。更に40分経っても来なかった。
天羽にメールをしようとした時、一通のメールが来ていた。
「零君今どこ?」
『どこって、ここ。』
そう送って今いる場所の写真を送った。
「えっ、そこって・・・。
予定決める時零君どこでも良いからって私、10年前と同じ場所って言ったよね・・・?」
俺は動揺した。
急いで天羽とのメール履歴を見たら、
「零君がどこでも、良いって言うなら私10年前の夏の終わりに花火を見たあの場所が良いな・・・。」
『わかった。
それじゃあ、間違えないように行くから。』
「うん!」
やっぱり俺は馬鹿だ・・・。
何をやってもダメだ・・・。
今は8:45。
花火終了まで残り15分。
今から向かうとしたら、走って10分程。
けれど・・・。けれど、この人混みの中走れる訳が無い・・・。
どうすれば・・・どうすれば・・・。
俺が馬鹿でなければ・・・こんな思いはする事なかったのに・・・。
いや。
今そんなことを考えてる暇はない。
遅れてでも天羽の所に行くんだ。
絶対に。
俺の彼女の元へ。
俺は走った。
何人もの人ともぶつかり、謝りながら走った。
俺は急いでるのに全然天羽に近付いていない。
逆に、時間ばかりが過ぎている。
もうすぐ次の季節が、やってくるのに・・・。
俺は何をしていたんだ。
早く。早く、天羽の、所に。
『天羽。天羽。天羽』
俺はそう、呟きながら走った。
その時・・・
また立ちくらみがし始めたのだ。
(な、なんでこんな時に・・・)
あの日のように視界も悪くなり、耳も聞こえなくなり、足はふらついた。
(今すぐに天羽の所に行かなきゃ・・・)
『バタッ』
俺は倒れた。
今日も相変わらず蝉の鳴き声がうるさい。
そんな日常も過ぎてあっという間に夏の終わりの夏祭りの日になった。
この前と同じ時刻と待ち合わせ場所にし、俺は天羽を待っていた。
だが、天羽は10分。20分。更に40分経っても来なかった。
天羽にメールをしようとした時、一通のメールが来ていた。
「零君今どこ?」
『どこって、ここ。』
そう送って今いる場所の写真を送った。
「えっ、そこって・・・。
予定決める時零君どこでも良いからって私、10年前と同じ場所って言ったよね・・・?」
俺は動揺した。
急いで天羽とのメール履歴を見たら、
「零君がどこでも、良いって言うなら私10年前の夏の終わりに花火を見たあの場所が良いな・・・。」
『わかった。
それじゃあ、間違えないように行くから。』
「うん!」
やっぱり俺は馬鹿だ・・・。
何をやってもダメだ・・・。
今は8:45。
花火終了まで残り15分。
今から向かうとしたら、走って10分程。
けれど・・・。けれど、この人混みの中走れる訳が無い・・・。
どうすれば・・・どうすれば・・・。
俺が馬鹿でなければ・・・こんな思いはする事なかったのに・・・。
いや。
今そんなことを考えてる暇はない。
遅れてでも天羽の所に行くんだ。
絶対に。
俺の彼女の元へ。
俺は走った。
何人もの人ともぶつかり、謝りながら走った。
俺は急いでるのに全然天羽に近付いていない。
逆に、時間ばかりが過ぎている。
もうすぐ次の季節が、やってくるのに・・・。
俺は何をしていたんだ。
早く。早く、天羽の、所に。
『天羽。天羽。天羽』
俺はそう、呟きながら走った。
その時・・・
また立ちくらみがし始めたのだ。
(な、なんでこんな時に・・・)
あの日のように視界も悪くなり、耳も聞こえなくなり、足はふらついた。
(今すぐに天羽の所に行かなきゃ・・・)
『バタッ』
俺は倒れた。