Lone Wolf

「イン!準備は出来た!?って…」

インと共に入ってきた亜鬼を見て
クシロの目が一瞬で潤んだ。

「亜鬼!心配したんだよ!?
セラ司教しか戻ってこないから!
リキ司教もアレイスト大司教も
凄く心配してるんだから!!!」

「そう…なんだ。俺悪いことしたな。」

「…亜鬼君…」

椅子に座っていた
リンリンが立ち上がり、
怖い顔をしながら亜鬼に近づくと、
鈴を取り出した。

《亜鬼逃げるんだ。
その鈴を鳴らさせるな。》

「俺鈴の音嫌いなんだ。
ごめん。先に司教達にあってくるよ…
イン…?案内してくれるかな?」

亜鬼はインと共に部屋を出ると
胸に手を添えた。

「苦しい…」

(俺はここに来た事ないのに
なんでここの人達は俺をこんなにも
心配してくれてるんだ…?)

亜鬼はリンリンの顔を思い浮かべ、
(どうしてあんなに
怖い顔で俺をみたんだ?)と首を傾げるとセラやリキのいる部屋に入った。