《主…
どうか命令に従わないで下さい!》

ルガルは必死に訴えるが、
亜鬼は黙って、
シラヌイの部屋に向かっていた。
そうシラヌイから命令が出たのだ。

「失礼いたします。」

「よく来たな。亜鬼。どうだ、
病み上がりの任務は行けそうか?」

「はい。勿論です。
シラヌイ参謀長官の命令ですから」

亜鬼は、胸に手を当て
忠誠を誓うポーズを取ると、
シラヌイの部屋を出た。

「ローザ神城聖地に入り
神器を連れてくる…。
こんな俺にも出来ることがあるのか…」

《主!!!ダメです!!!》



・・・

「もう待てないわ!
イン!ゼロットを出して!」

「すぐ 準備 する。」

クシロがインに指示し
インがゼロット乗り場に向かうと、
そこに立っていたのは…

「亜鬼君…?」

「なんだか、懐かしい…ここ…」