Lone Wolf

シラヌイが去った後も
亜鬼はその場で、
セツナの手を握っていた。
破妖刀に見向きもせず
床に刺さっていた鬼姫刀と
その周りに描かれた文字を見て涙が溢れた
やがて鬼姫刀も
主がいなくなった為に光を放ち消えた。
その瞬間にSpellが壁に映し出され、
亜鬼は涙が枯れるまで泣いた。

“お前が誰よりも愛おしかった”
“ただお前に里以外の
世界を見せてあげたかった”
“亜鬼から色々な物を
取り上げていたのは俺だった”
“ごめん。亜鬼。
俺には里を滅ぼすことしか
思いつかなかった…
駄目なお兄ちゃんでごめんね…”

“愛しているよ。心から。”