「何いってるんですか!
冗談でも怒りますよ!?」
亜鬼が少しムスッとすると
刹那は黙って刀を抜いた。
「セツナ少佐!?」
「俺はお前をあの里から
救い出したかった…。
お前は産まれた時から次期鬼の器として
大事に育てられて…だけど…
自由がなかった。」
(お前は鬼の神からは逃れられなかった…)
刹那は、亜鬼に刀を抜くよう
指示すると、亜鬼は渋々刀を抜いた。
「俺は、お前を守りたかった…。
だから里を離れ帝国軍に入り、
シラヌイ参謀長官の元で働いた。
全てはお前を自由にする為に…
そして里や父さんを殺した。」
切なそうな顔をする兄を、
亜鬼は信じられない目で見ていた。
刀が震え思考が停止し、
体も動かない。
「俺はお前を自由にする。
お前は自由に生きるべきだ…
その為に邪魔なモノは排除してきた。
お前の左目についた傷はなんだ?
それが十分な証だろう…?」
刹那はフッと微笑むと、
刀を投げ、様々な文字を書き纏わせた。
「言体感情体が
こんな事に役立つなんて…」
素早く文字を書きそれを亜鬼の
手前に打ち始めた。
そして綺麗に円が出来ると
その真ん中に刀を差した。
「解」
眩しい光が亜鬼を包んだ。
「兄さん!?」
「破妖刀と鬼姫刀は対の刀だ。
つまり破妖刀の妹の様な刀だね。
だけど神器じゃない。
破妖刀とこの鬼姫刀が共鳴した時に
奇跡が起こると里では言われていた。
だからもしも本当ならばお願いだ。
亜鬼に記憶を…」
「させん。」
たったその一言で、
神々しい光の中に忌々しい闇が蔓延り、
刹那はゆっくりと倒れ動かなくなった。
「兄さん…?」
冷たくなって行くセツナの手を握り
涙を堪える。
すると上から声が聞こえた。
「ここは裏切りを許さない。
お前の兄をマークしておいて良かった。
無事か?亜鬼。」
残念そうに微笑むシラヌイのその顔が
亜鬼にはその時だけ邪悪な物に見えた。
冗談でも怒りますよ!?」
亜鬼が少しムスッとすると
刹那は黙って刀を抜いた。
「セツナ少佐!?」
「俺はお前をあの里から
救い出したかった…。
お前は産まれた時から次期鬼の器として
大事に育てられて…だけど…
自由がなかった。」
(お前は鬼の神からは逃れられなかった…)
刹那は、亜鬼に刀を抜くよう
指示すると、亜鬼は渋々刀を抜いた。
「俺は、お前を守りたかった…。
だから里を離れ帝国軍に入り、
シラヌイ参謀長官の元で働いた。
全てはお前を自由にする為に…
そして里や父さんを殺した。」
切なそうな顔をする兄を、
亜鬼は信じられない目で見ていた。
刀が震え思考が停止し、
体も動かない。
「俺はお前を自由にする。
お前は自由に生きるべきだ…
その為に邪魔なモノは排除してきた。
お前の左目についた傷はなんだ?
それが十分な証だろう…?」
刹那はフッと微笑むと、
刀を投げ、様々な文字を書き纏わせた。
「言体感情体が
こんな事に役立つなんて…」
素早く文字を書きそれを亜鬼の
手前に打ち始めた。
そして綺麗に円が出来ると
その真ん中に刀を差した。
「解」
眩しい光が亜鬼を包んだ。
「兄さん!?」
「破妖刀と鬼姫刀は対の刀だ。
つまり破妖刀の妹の様な刀だね。
だけど神器じゃない。
破妖刀とこの鬼姫刀が共鳴した時に
奇跡が起こると里では言われていた。
だからもしも本当ならばお願いだ。
亜鬼に記憶を…」
「させん。」
たったその一言で、
神々しい光の中に忌々しい闇が蔓延り、
刹那はゆっくりと倒れ動かなくなった。
「兄さん…?」
冷たくなって行くセツナの手を握り
涙を堪える。
すると上から声が聞こえた。
「ここは裏切りを許さない。
お前の兄をマークしておいて良かった。
無事か?亜鬼。」
残念そうに微笑むシラヌイのその顔が
亜鬼にはその時だけ邪悪な物に見えた。

