Lone Wolf

「いえ。父が確かローザに関係していて、父はキオウ・ローザ・シェルティと
いう名前でした。」

「母親は?旧姓を教えてほしい。」

「母は確か…旧姓が
アロウ・テレイアです。」

シラヌイはそれをメモし、
ハヤミに渡すと、
急ぎ調べる様に命令した。

「あの。それがなにか?」

「いや、こちらの話だ。
どちらでお呼びした方がいいかな?
ルーク君。それとも亜鬼君か?」

「亜鬼で宜しくお願いします。」

亜鬼が深々と頭を下げると、
刹那がそれを見て、唇をかんだ。

「亜鬼…。あれ程教えてはいけないと
言ったのに…」

刹那の呟きは誰にも聞こえず、
亜鬼はシラヌイと共に
休憩室を後にした。

「俺がシラヌイ参謀長官の助手に!?」

「そうだ。悪くない話だろう?」

「ですが…。俺には勿体ないです。」

「お前の行いは日頃から認めていた。
私はお前をずっと見ていた。」

シラヌイが優しく微笑むと、
亜鬼の頭を撫で、
スタスタと歩いて行った。