Lone Wolf

「こいつの体は私が支配する。
攻撃してもいいが私には切り傷程度…」

リュウアの声、リュウアの体で話す
シラヌイに亜鬼は、目を見開き
唇を噛んだ。

「お前っ!!!リュウアから出ていけ!」

「出て行ってもいい。
だが、その瞬間こいつは死ぬぞ。」

「!」

リュウアはニヤッと笑うと、
呆然としている亜鬼に接近し
鳩尾を殴った。
亜鬼が倒れるのを受け止め、
リュウアは首にSpellをかけ、
レイジェントが着くのを待った。

「所詮この程度なのか…。
破妖も落ちぶれたな…。」

リュウアがそう呟くと
リュウアの頬に刀が掠った。
頬から血が滴り、輪郭を伝うと
地面に落ちた。

「黙れ。堕ちた神よ。
我が主を殴るとはいい度胸だ。
貴様を私が天に返してやろう。」

ルガルはそう言うと
破妖刀をリュウアに向けた。

「存分に切るがいい、破妖よ。
私には効かん。この少年が死ぬだけだ。」

リュウアが笑うと、
破妖は、リュウアに向かって走って行った

《破妖!ダメだ!
そいつは親友なんだ!!!》

「主…!?もう主の友ではありません!
彼奴は敵なのです!
私に任せてください!」

亜鬼は必死にルガルを止め、
遂に亜鬼に意識が戻った。

「リュウアを…返せ!!!」

「レイジェントが来たら返してやる。
骸をな。」

リュウアはニヤリと笑うと、
亜鬼の胸に自分に抵抗しないよう
Spellをかけようと手を構えた。
その瞬間…「亜鬼!!!!」