Lone Wolf

・・・
「Spellは…きっと誰にでも使えるんだ。
俺の憎しみと恨み、
父さんと里への思いが闇を作って
その闇の力が俺のSpellなんだ…」

亜鬼はSpellを解くとリンリンを見た。


「Spellは心の光と闇が元なんだ…。
だから、リンリンのSpellは
きっと光が元で誰かを癒してくれる。」

リンリンは自分の胸に手を当て、
亜鬼の話しを真面目に聞いていた。

「私のSpellは光が元…?」

「ああ。姫巫女は
心が清い人にしかできない。
そう父さんが言ってた…」

亜鬼はリンリンに背中を向けて、
やがて寝息を立て寝てしまった。

「私のSpellが誰かの光になる…」

リンリンは、
フーロの町にいる人々が気になった。
そして、手を組み町の人々を
守ってくださいと神に祈った。

・・・

「ねぇ…どう思うっすか…あの子…。」

「どーもこーも…
彼奴が帝国軍へ行っちまったら
世界は破滅だ。
彼奴はルガルの力を知らない。」

「そうっすよね…。
それにあのシラヌイって奴…
なんか匂うんっすよ…」

「どういうことだ?」

「僕達みたいに…
人間じゃ…ないようなんす…」

リキが深刻な顔で言うと
セラは、
「アレイスト大司教の所に行こう」と
リキと共にアレイストの元へ向かった。