Lone Wolf

「シラヌイ様…!
僕達には何も命はないのですか?」

飛行船乗り場へ向かうシラヌイの前に
背の低い少年が飛び出した。
帝国軍兼秘密警察組織中佐、アヤメ。
シラヌイを敬い、忠実な部下。
シラヌイはアヤメに近寄ると
側にいたソウカにも声をかけた。
帝国軍兼秘密警察組織中佐、ソウカ。
アヤメと共に行動し、何を考えているのかわからない性格をしている。


「いい質問だ。
お前達はローザ神城聖地へ向かえ。
そこで二つの神器と器を見つけろ。」

「えっ…あの国に…。
あっ二つの神器ですね。」

アヤメは一瞬戸惑うと、
すぐに胸に手を当てた。
ソウカも胸に手を当て、二人は
シラヌイの命を遂行させる事を誓った。

「お前達。頼んだぞ。」

「「はっ。必ずや二つの神器を
見つけて参ります。」」

シラヌイはフッと笑って
もう一人ある人物に声を掛ける為、
飛行船乗り場へ向かった。