Lone Wolf

「じゃあ行こうか教会に…」

・・・

帝国軍拠点ー会議室ー

暗く重い雰囲気が漂う中、
会議室でシラヌイは、ある男に
今日起きた出来事を報告した。

「失敗しただと…?」

「はい。教会側に邪魔され
全て逃がしてしまいました。」

「逃げた先はわかってるのか?」

「恐らく、ローザ神城聖地へ行った
可能性が高いです。」

シラヌイは、もう一つ話があると
男に報告した。

「魅せる鏡…魔魅の鏡と
隠す面…神隠しの面を
アヤメとソウカに取りに行く様に
指示しました。
アヤメとソウカがうまくやれば
全部戻ってくるかと…。」

「ほぉ。賭けるのか?」

「いえ。策はまだありますし
隙を伺おうと思います。」

シラヌイが頭を下げ報告し終わると
男が後ろから声を掛けた。

「君には期待している。
Spell以外の能力。
君には誰も及ばない強力なSpell。
そして、神器を集めているその動機。
君の全てが興味深く、面白い。
楽しみにしているぞ。
シラヌイ参謀長官。」

「期待にお応えできる様、努めます。
失礼致します。桜鬼様…否…
桜鬼皇帝陛下。」

シラヌイは会議室を出ると、
自室に戻り服を着替え、
再び飛行船乗り場へ向かった。