Lone Wolf

「遠慮しておくわ。じゃああたしが
この鏡頂いちゃおうかしら。
この神美(しゃんめい)。
人間を魅了し惑わす鏡。恐ろしいわね。
なんでこんなのが神器なのかしら?」

アヤメは、クシロと鏡を見ると
「子供騙しには持って来いだね。でも
僕が用あるのは“本物”の神器とその器だ」と言うと前を向いた。

スッ…

「なっ!?」

アヤメが歩き出そうとすると
短刀を持ったクシロが
アヤメの首に剣先を向けていた。

「動かない方が身の為ね。
帝国軍兼秘密警察組織さん」

クシロがそう言うと、
ソウカがSpellを組んだ。

「無駄よ。あたしにSpellは当たらない。
だって…」

言葉が言い終わる前に
クシロの姿が消えた。

「なんだよ!!!あの女むかつく!!
イライラする!本物はどこだよ!!」

アヤメが地団駄を踏むと、
ソウカが首を振った。
そしてSpellでアヤメに
「ここにはいません。
恐らく教会でしょう」と伝えた。