「明。俺、アイツ、知っている。あの娘、大気の精・えありえる。四大元素の精、全ての知り合い。そして、全てと、仲、良い。」
 唐突にデントはそう言った。
 「俺も知っている。ノース、美香、本気なのか?平気か?」
 バンクスがそう言うと、北斗と美香はにっこり微笑んだ。
 「美香、ノース。一足先に行って!ほら、ここ・・・出るみたいよ?」
 リデロがそう言うと、土がボコボコと変形して巨大な一つ目を持ったドリアードと言う名の化け物になった。
ドリアードは、枯れ木のような身体を持ち、細い枝が鞭の様に二本生え、その身体を土と同化させて全身を支えていた。
 「行け!ノース、美香!ここは、我々が何とかする!」
 ラーグウェイのその言葉を後に、北斗と美香はエアリエルの元へと走った。