数分後、二人は闘技場にいた。ドワーフもオークも見守る中で、二人の試合が始まろうとしていた。
「外部からの手助けはいっさい無しじゃ。相手が参ったと言うか、気絶するまで戦い続ける、良いかな?」
老人がにっと笑うと、デントと呼ばれているオークは前に出た。
「俺、負け、ない。負ける、お前。お前、ココ、出る。その前、罰、受ける。」
「けっ・・・俺様が絶対に勝つから安心しろよ。おい!お前が負けたら、俺達と一緒に来てもらうぜ?」
「デント、絶対、負け、ない。俺、絶対、勝つ。でも、負ける、しかたない、お前、言う事、俺、聞く。」
条件がまとまると、試合開始のゴングが鳴り響いた。
「いくぜ、でくのぼう!」
明はそう叫ぶとデントに突っ込んで行った。鎧がカシャンカシャンと音を経てた。デントはその剣の切っ先をひらりとかわすと、メリケンのついた拳で明を殴り飛ばした。とっさの事とはいえ、盾でガードした事もあり、さほど飛ばなかったが、その場にへたり込んだ。
「外部からの手助けはいっさい無しじゃ。相手が参ったと言うか、気絶するまで戦い続ける、良いかな?」
老人がにっと笑うと、デントと呼ばれているオークは前に出た。
「俺、負け、ない。負ける、お前。お前、ココ、出る。その前、罰、受ける。」
「けっ・・・俺様が絶対に勝つから安心しろよ。おい!お前が負けたら、俺達と一緒に来てもらうぜ?」
「デント、絶対、負け、ない。俺、絶対、勝つ。でも、負ける、しかたない、お前、言う事、俺、聞く。」
条件がまとまると、試合開始のゴングが鳴り響いた。
「いくぜ、でくのぼう!」
明はそう叫ぶとデントに突っ込んで行った。鎧がカシャンカシャンと音を経てた。デントはその剣の切っ先をひらりとかわすと、メリケンのついた拳で明を殴り飛ばした。とっさの事とはいえ、盾でガードした事もあり、さほど飛ばなかったが、その場にへたり込んだ。


