「お前に二つ問いたい。アツユは・・・知っているだろう。奴はこの一〇〇年以内で、ドワーフを喰ったか?」
「アツユ・・・・嗚呼、あの草原の龍の事か・・・奴はこの一〇〇年、ドワーフは食っておらん。家畜を狙っておるばかりだ。」
「そうか・・・―――クッ・・・フッフフッ・・・ハーッハッハッハッ!―――・・・我が妹、リベロの行く末を知っているか?」
「リベロ?あー・・・お主、ギルドの息子のリデロか?そうかそうか。―――良い男に、良いドワーフになった・・・―――良い事を教えてやろう。主の妹は、わしが喰ろうたわっ!」
バジリスクはそう言うと、シャーシャーと言う音と共に高らかな笑い声をあげた。リデロは目を瞑り一呼吸おくと、その瞳をカッと開いた。
「ようやく見つけた・・・・我が妹・リベロの敵!!いざッ、勝負!」
リデロはそう言うと、大木槌を力強く握り締め、巨大な蛇へと向かって行った。
「小賢しい!」
バジリスクはそう叫ぶと、その息をリデロに吹きかけた。間一髪。リデロはその息を交わすと、壁にそのハンマーを打ちつけた。すると、そこに自分が立てるくらいの台が出来た。錬金術による力である。リデロのハンマーには既に錬成陣(錬金術で必要な力を引き出すための魔法陣)が彫ってあるのだ。
「ほぅ・・・流石は、ギルドの息子・・・うまいな。」
バジリスクは感心すると同時に、その尾を勢いよく振った。それがリデロの腹部に当たるのと同時に、鈍い音が狭い空間に響く。リデロが崩れ落ちると、バジリスクは相手の身に毒の息を吹きかけた。
その時だ。リデロの前に、妹のリベロが立ちふさがったのである。その姿は半透明だったが、実体にも見え、幻影にも見えた。
「もうヤメテ・・・これ以上・・・お兄ちゃんをイジメナイデ!!」
リベロがそう叫ぶと、真っ白な光が部屋中を満たした。
「アツユ・・・・嗚呼、あの草原の龍の事か・・・奴はこの一〇〇年、ドワーフは食っておらん。家畜を狙っておるばかりだ。」
「そうか・・・―――クッ・・・フッフフッ・・・ハーッハッハッハッ!―――・・・我が妹、リベロの行く末を知っているか?」
「リベロ?あー・・・お主、ギルドの息子のリデロか?そうかそうか。―――良い男に、良いドワーフになった・・・―――良い事を教えてやろう。主の妹は、わしが喰ろうたわっ!」
バジリスクはそう言うと、シャーシャーと言う音と共に高らかな笑い声をあげた。リデロは目を瞑り一呼吸おくと、その瞳をカッと開いた。
「ようやく見つけた・・・・我が妹・リベロの敵!!いざッ、勝負!」
リデロはそう言うと、大木槌を力強く握り締め、巨大な蛇へと向かって行った。
「小賢しい!」
バジリスクはそう叫ぶと、その息をリデロに吹きかけた。間一髪。リデロはその息を交わすと、壁にそのハンマーを打ちつけた。すると、そこに自分が立てるくらいの台が出来た。錬金術による力である。リデロのハンマーには既に錬成陣(錬金術で必要な力を引き出すための魔法陣)が彫ってあるのだ。
「ほぅ・・・流石は、ギルドの息子・・・うまいな。」
バジリスクは感心すると同時に、その尾を勢いよく振った。それがリデロの腹部に当たるのと同時に、鈍い音が狭い空間に響く。リデロが崩れ落ちると、バジリスクは相手の身に毒の息を吹きかけた。
その時だ。リデロの前に、妹のリベロが立ちふさがったのである。その姿は半透明だったが、実体にも見え、幻影にも見えた。
「もうヤメテ・・・これ以上・・・お兄ちゃんをイジメナイデ!!」
リベロがそう叫ぶと、真っ白な光が部屋中を満たした。


