魔法書使いの蒼き人


「あたし、その本使って課題終わらせたよ」


「本当かよ?」


「これが証拠!」


ふふんと自慢げに紙を俺に見せる。


何というか……な。


字も上手いし分かりやすく読みやすいが、


「お前…絵下手だなー」


「!?」


「なんだよこれ、同じものを書いたのか?」


「違うし! こっちが万病に効く薬草でこっちは猛毒を持つ危険な薬草だよ!」


ビシビシと絵を描いた二カ所を指差している。


「……へぇ」


俺はそう言うしかなかった。


「レイは本当に絵が苦手ねー」


「だったら私が代わりに描いてあげますわ!」


と、両脇の二人はレイの腕に絡ませ揺らしている。


「ダーメ! これはあたしの課題なの! 自分の力でやらなきゃいけないの!」


「「……けーち」」


「けちで結構!」


レイを含んだ三人は和気あいあいとしていて和ましかった。