「たまに、スゴいこというよね」
笑顔で、月に照らされたレイは何だか神秘的だ。
「そうか? 普通の事を言っただけなんだけど」
「ううん、あたしもそこまでは考えてなかったよ」
「……」
おもわず、顔をそらす。
「……平等に身分や魔法は関係ないもの。 こうして夜空の双月を見上げる、ごく普通の行動が平等になるものだね」
レイは窓に手をつけた。
その手の上に重ねるように触れた。
「リュウキ、あたしが学園を出て王宮に戻ったとしても、恋人でいてくれる?」
「当然! 離れても俺はレイを想い続けるよ」
約束、というように手を繋ぎ、俺とレイは双月を見上げる。
双月は見守るように俺達をいつまでも静かに照らし続けていた。
END.
※ここまで読んでいただきありがとうございました。
スローペースで申し訳ありませんでした!


