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「……ソフィを狙った輩の背後にはど偉いご子息様がいて、アプローチを断った事を腹いせに嫌がらせをしていたの。
脅迫にしては度が過ぎてるね」
翌日の夜、マリーヌから来た手紙を見てレイは呆れた様子を見せた。
護衛だった人達は始め口を固くしていたが、軽く脅すとあっさりと自白したそうだ。
そのご子息は領地の三分の二を剥奪され三年の禁固刑に処された。
「世の中、自分の思い通りにはならない…それを早めに知っておけば今回の件は大事にはならなかったと思うんだよね」
「それは同意するが難しいだろ」
ロイドは壁に身体を預けて目を閉じた。
「その親は、子どもに苦労はさせたくないから甘やかすんだ。 地位が高いと、周りは頭が上がらないからな…いつしか当然だと思い込んでしまう……」
「それはそうだけど……」
眉を下げて手紙を破り夜空に放った。


