魔法書使いの蒼き人


神の力があったこそ、できたんだと思う。


……ノルン。


さよならと言ったっきり、一切夢に見なくなった。


あんな別れとか…今でも実感ないよ。


「別に麒麟が召喚できなくてもこの世界は四神が守っていくんだ……」


――ザァッ!


突如、一、二秒大粒の雨が降りかかる。


「キャア! 何……!?」


「何かが通った……?」


……まさか!


見上げた瞬間、細長い影が上空を仰いだ。


蒼空より深い青の鱗…長い髭に鋭い牙。


イースター国の神、青龍。


水を司る、霊獣。


「!」


再び、降りかかった大粒の雨。


目を閉じるわけにはいかない。


「レミリア……! よくやった!!」


あたしは青龍に向けて思い切り叫んだ。


兎に角、嬉さが満ち溢れてきた。


感極まり、あたしは思わず涙を溢してしまった。


















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