「けど、過保護なお兄さんがある剣士を女装させてまでつけさせたのは幸いだったね」
「……レイリア様」
「あんたの行動が結果としてソフィを守ったの」
笑顔でいうと、ソウルは感極まった表情となった。
「レイリア様のお褒めの言葉、感激でございます!」
「大袈裟だなぁ」
半場呆れながら、蒼空を見上げる。
太陽が真上に昇ろうとしていた。
時間にしてはもうそろそろだね。
「皆さん、蒼空にご注目!」
あたしの声で皆が見上げた時だ。
巨大な存在がズシンズシンと足音を鳴らしながら姿を現した。
ノースト国の神、玄武。
前足がちょうど、あたし達がいる所に踏み込んだ。
「ふっ、踏まれる! ……って、あれ? 浮いてる?」
慌て出したナルシスは頭を押さえるが、再度頭をあげて呆けた声をあげた。
「驚いた?」
慌てっ振りに思わず笑ってしまった。


