魔法書使いの蒼き人



「ソフィ・イリーガル!! お前だけは殺してやる!!」


短い髪をかきあげ、鬼のような形相で睨み付ける女性。


有り得ない方向に折れ曲がった腕から血が流れている。


とっさに立ち上がろうとしたが目の前の景色が歪み、草に倒れた。


……ヤバイ、使いすぎたか。


目の前の女性はソフィを狙っている。


起き上がれたが、立ち上がるにはもう少し時間が欲しい。


「ソフィ、ニーナの元に走って!」


「嫌です! レイさんを置いていけません!」


恐怖に怯えながらも庇うようにあたしの前に立った。


「レイ!」


リュウキが走ってくる。


「来るな! 近づけば蒼髪も殺す!」


「!?」


リュウキの足が止まるのを見て、女性が笑った。


「まずはソフィ・イリーガル、貴様だ!!」


「きゃああっ!!?」


「っ!」


シールドをはろうとした瞬間、キラッと蒼空が光った。