魔法書使いの蒼き人


「……これ、わたしが……!?」


「そう」


「や、嫌よ……嫌っ!!」


「背けるな! 貴女の意思で、あたしが何とかする!! だから……」


逃げないで、向き合って。


「こ、こんなの、いらな……」


‘コムスメョ、サッサトホシイト、イワナィカッ!!’


「いゃぁああああああああああっ!!!」


刹那、黒い何か…闇がソフィを囲い始めた。


泣き叫んでも容赦なく呑み込もうとする。


「レイ! 何でいらないと言おうとしてたのに、あぁなるんだ!?」


青ざめたリュウキが叫ぶ。


「確かにソフィはそう言おうとした。 けど、その反面にどこかで欲しいと思っている」


「そんな…じゃあ、彼女はどうなるんだい?」


顔面蒼白のナルシスと腕の中でガタガタ震えているニーナ。


「このままだと確実に呑まれて、欲のままに動いてしまう」


そして意思のない操り人形となる。