魔法書使いの蒼き人


〈side. Rei 〉

「――……あぁああああああっ!!」


突然の断末魔により身体が固まる。


場所からして森の外。


まさか、ニーナとソフィに何かあったの!?


「余所見をしている場合かっ!!」


――ゴァッ!!


リーダーらしき女性が叫ぶと同時に放たれた魔法。


身を翻して殆どの攻撃を避けたがジュッと髪が焦げる音が耳元で響く。


「あぁ、伸ばそうとしてたのに」


後ろ髪を触り、溜め息をついた。


「……レイ、行け。 ここは俺一人でやる」


ロイドが前に立ち、杖を構えた。


「女相手じゃやりにくいんじゃない?」


「女でも敵なら容赦しない」


そのロイドの区切りのつけられる性格はいいと思う。


「……任せたよ。 リュウキ、ナルシス! ニーナの元に向かうよ!!」


「あぁ!」


「分かったよ。 ロイド君、頑張って!」


「お前らもな」


フッと笑い、相手に飛び込んだ。