「かはっ……!」
草のおかげで衝撃は少ない。
だが、痛みですぐに起き上がることが出来なかった。
「――……ここにいらしたのですね。 時間をかけさせないでくださいよ」
木の背後から姿を現した女性。
短すぎる髪型は後ろから見ると男に間違われられそうだ。
手に杖を手にしていて、私に魔法を放ったのは彼女に間違いない。
女性は倒れている私に近づいてニッコリと笑う。
「よくも逃げましたね。 彼女を置いていけば魔法で許しましたのに……」
足を振り上げてお腹を踏みつける。
「……!?」
一瞬、息ができなくなった。
「寝ててださいね。 そうすれば、殺しはしませんから」
鋭い目付きで見下ろして、女性は両手で顔を覆ったまま動かないソフィちゃんに足先を変える。
ソフィちゃん、逃げて。
痛みで声が出ない。
女性がソフィちゃんの背後に立ち、肩に触れた。


