魔法書使いの蒼き人


「ごめんなさい、わたしのせいで皆さんを巻き込んでしまい……」


「大丈夫だよ。 だから、そんなに自身を責めないで」


ちょうど座れるくらいの岩があった為、ソフィちゃんをそこに座らせる事にした。


「……っ」


ソフィちゃんの目から涙が流れ出す。


「わた、しは…本当に何もできない。 逃げることしかできない弱虫です」


両手で顔を覆い、声をあげて泣き出した。


「……ソフィ、ちゃん」


『時と場合によって、励ましが見せつけになっしまう』


前にレイちゃんが言っていた。


表情を歪ませる程、この言葉が胸を締め付ける。


「……強くなりたい。 誰の力を借りる事のない力を、欲しい……!」


‘ホシィナラ、ァタエヨウカ……?’


……え!?


音がかすれ、ノイズが入ったような声。


辺りを見渡そうとして立ち上がった瞬間、何かが私の身体に強くあたる。