魔法書使いの蒼き人


――ゴオッ!!


瞬間、凄まじい風が吹き荒れた。


「ぎゃ!!?」


五人の内の一人が突然の風に対応できず、飛ばされた。


――ガッ


「……!!」


大木に全身をぶつけ、そのまま動かなくなった。


「まずは…一人」


魔法書を閉じると同時に風の威力が弱まっていく。


「どうする? ソフィを見逃してくれたら、これくらいにしてあげてもいいけど」


「「「……っ」」」


「お前ら、たかが小娘に怯むんじゃないよ!」


先頭に立っている女が他の三人を一喝する。


「お、やるのか? なら、あたしも本気で……」


「レイっ! このシールド解いてくれ!」


一人で四人を相手にする気かよ。


「……わかったよ」


渋々だったがシールドを解いてくれた。


「ニーナ、ソフィを連れてここから離れて」


「わかった」


ニーナは震えているソフィさんに近づいた。