魔法書使いの蒼き人


「ずっと、不思議でならなかったんですよ。 なぜ、魔法も使えない、知力もない…外見だけの貴方を守らなきゃいけないのか」


声が段々と低くなる度に空気が重くなってくる。


五人が魔力放出をし始めていた。


「!」


「……っ」


ニーナは顔を青ざめ、ナルシスは表情を歪めた。


「あいつら、強いな」


「……あぁ」


ロイドはそれだけを言って顔をしかめる。


俺なんか、気を抜いたら足なんてふらつきそう……。


そう思った矢先、フッと身体が軽くなった。


見るといつのまにかシールドが張られていた。


「! レイ!!」


今の状況でできるのは一人しかいない。


「……さすが、護衛を務めるほどね。 だけど、これだけであたしを倒せると思う?」


先頭の一人が目を見開いた。


「貴方はなぜ、平然としているの?」


「……」


レイは何も言わずニッコリと笑い魔法書を上にあげる。