魔法書使いの蒼き人


次の言葉を言うには勇気が必要だった。


深く息を吸い込んで言葉を発する。


「俺も…レイと同じ事を思っていた。 レイを見てるとドキッとするし、異性の名前が出ると胸が痛んだ」


強くて優しくて、仲間や友人の事となると自ら盾になろうとする。


危なっかしくて、時としてもろくなる。


俺は力不足かもしれないけど、"守りたい"と思った。


あぁ…この気持ちの正体が分かった。


俺は……


「……好きだ。 友達とか仲間とかではなく一人の女としてレイが好きだ」


「……っ」


「だから、すぐにじゃなくていいから答え…はっ!!?」


――ドサッ


「……」


レイが俺に抱きつき、その勢いで地面にしりもちもついた。


痛みなんて感じなかった。


「……レイ?」


「……っ、何でリュウキが先に言うの!?」

「え?」


レイが俺の肩を掴んだまま離れる。