『やけに、学園長とは親しいんだな』
とっさに『学園の転入時に会ったときに話をし波長が会ったから』と答えた。
そこから鋭い所を突いてきたけど、なんとか誤魔化せたよね？
……多分。
｢ねぇ、あたし嘘ってつけれるよね？｣
唐突に聞くのはマズいと思う。
けどここにはオスマン意外誰もいない。
だが質問に対して返ってきたのが、
｢……レイは嘘をつくのが相当"下手くそ"です｣
まさかの否。
｢……うそ｣
｢本当です。 レイは嘘の時は必ず目を逸らすので……｣
｢！？｣
衝撃の発言に血の気が引いた。
｢……で、ででででもっでもっ…あたしの"あの事"は言ってないから大丈夫……｣
自身に言い聞かせるように呟く。
