「いつからだよ! いつからなんだよ!?」
何回も言ってガクガクと揺らし続ける。
「リュ…キ君、やめ……目が、回っ……!」
「お、教えるから! ナルシス君を離してぇ!」
ニーナに腕を捕まれて襟から手を離す。
ナルシスは下に座り込んだ。
「いつからなんだ!」
「い、一週間前から…です」
目を回しているナルシスを介抱しながらニーナが答えた。
「リュウキ、さっきから"いつから"しか言ってないよ」
「戸惑うのも無理ないな」
レイとロイドの会話を聞いて、ギッと睨みつける。
「逆にいつから二人は知っていた!」
「「その翌日から」」
揃って答えられた。
「リュウキは見てて気づかなかったの? ほぼ毎日あってたのに」
「俺とレイはすぐに気づいたぞ」
俺にとって追い討ちをかけるような言葉を言われた。


