魔法書使いの蒼き人


「レイリア様、彼は平民ですよね?」


「アレ見ても言い切れるの?」


取り押さえた配給係の使用人をステージにあがらせる。


ダァチが腰元を探ると出てきたのは小降りの杖。


大臣の目の色が分かった。


「服を切られた時に感じた魔力値は15以下。 どこを見ても30は越えている者が多い。 その中に混じるのは容易だけど、相手が悪かったね」


配給係の使用人の顔を睨むと、サッと青ざめた。


「……で、アンタ1人で考えられそうな気がしない。 王宮内で見ない顔だけど、誰の命令で動いてたの?」


「そ、それは、い、言えません!」


「……」


無言でダァチに目で合図を送る。


「ヒッ!」


片手で後ろ手に押さえたまま黒剣を引き抜き、首に突き付ける。


「あたしだって、優しく丁重に接したいんだけど元の狙いレミリアだったでしょ。だから、少々雑に扱うの。 よし、ダァチ斬っちゃえ」