今は、一人一人の攻撃を避けながら身につけているリボンを取るという練習法。


これはダァチさんが剣士見習いの時にやっていたものらしく、


今回は今回で周りも本気を出さないといけない。


なぜなら、


「初級の段、アイス・ランス!」


レイが魔法書を使うから。


条件として初級の技しか使えないが、それでも強力だから大変だ。


――カカッ


「あぁ~…いつだったか同じ目にあった気がする」


袖に突き立てられナルシスは切なげな声をあげた。


「ナルシスも前よりは強くなったんじゃない? でも、まだまだね」


手首に巻いてあったリボンを外した。


「さて、後は三人か」


三人とはダァチさん、ソール、ロイド。


ぐるぐると肩を回し、構える。


「レイねぇ、頑張って!」


遠くで応援をしているジュリア様。


それを合図にダァチさん、ソールとレイが同時に飛び出した。