魔法書使いの蒼き人


「レイが起きたー!!!」


栗色の髪の少女が響く程の声を上げた。


「……うるさい」


耳を押さえる事ができなかった為、頭がクラクラする。


すぐにバタバタと足音が聞こえてきて部屋の前で止まった。


バタンと勢い良く開く。


「もう少し丁寧に扱いなさいよ」


「そんな事言ってる場合かっ!」


リュウキの顔が和らぎ、その場にへたり込んだ。


「レイちゃん、よかったぁ~」


ニーナは泣き出した。


「レイねぇ、ずっと寝てたんだよ!」


ジュリアがあたしに抱きついた。


上半身所々に包帯が巻かれているけど不思議と痛みはなかった。


ジュリアの頭に手を乗せ、ゆっくりと撫でる。


「心配かけてごめん。 ところで、あたしどの位寝てた?」


ロイドが一言で、


「一週間」


「え゙、そんなに!?」


そりゃあ皆が不安になるわな。