魔法書使いの蒼き人


[ごめんなさい、調子のりまっ…いだだだだだっ!!!]


「ここにいるって事はあたしは生きてるのか」


気が済むまでノルンの背中に爪を立てた後、ゆっくりと目を開ける。


足元、遙か遠くに見える星。


あたしの目の前には涙目になりながら背中をさすっている、神。


[そうだよ…話があるから呼び出したんだ]


「なんで? ……あ」


あたしはノルンに頭を下げた。


「あの時はありがとう。 あの光がなければあたしは死ぬ所だった……」


[そう。 それはよかったよ]


「……じゃ、さっさと指鳴らして戻してよ」


[それはまだ無理っ!]


「……は? 光の成果を聞きたかったんだよね?」


[え? どうせ、世界が救われるのは承知済みだから…じゃなくて、別の用で呼んだの。 そして、鳴らしても目を覚ます事はない!]


「なんでっ!?」


ノルンは溜め息付いた。