魔法書使いの蒼き人


「「「……」」」


三人の視線があたしに向けられる。


「レイ、どういう事?」


レイを見ると指で頬をかき、


「えーと、"生まれ変わり説"って知ってる? ダァチがそれに該当するの。 で、今ここにいるのはアレンさん」


「キミが戸惑うのも無理ないよね。 私はアレン・ビクトリア。 少しの間よろしく頼むよ」


「よろしく、お願いします。 ……アレンさん」


あたしはダァチの姿をしたアレンさんの手を取り握手する。


「話は終わったか」


「黒ローブ…ではないんですね。 アイツを倒さないと終わりませんから」


「私も参戦するよ」


あたしの横を通り過ぎたレイ、アレンさん、精霊妃の三人。


「ギレル! アンタは数々の罪を犯した。 今すぐ償ってもらうよ」


先頭に立ったレイの言葉で、最終戦が始まろうとしていた。




***