魔法書使いの蒼き人


「――……」


言葉を失ってしまった。


「オレはすぐに近付いたよ。 優しい言葉をかけたらレミリアは全て話した。 可哀想なレミリア、かなり追い込まれていたんだねっ!」


哀れみの目であたしを見ている。


「……それからレミリアは言う事を聞いて動いてくれた。 けど、良心なのかできなかった事もあった…その時はヒドい罰を与えたんだ」


レミリアの前にしゃがみ込んだ。


長い髪を毛先から掴み、手からナイフを出し……。


――ザッ


「……!?」


「レミリアの目の前で両親を殺したり、ね」


パラパラと手から落ちていく長い髪。


「クククッ、レイリア良かったね。 キミの両親は無事だよ」


「……」


ギッと睨みつける。


「あれ? 嬉しくなさそうだね? そりゃ、そっか! キミは周りに目を配れるイイコちゃんだもんねー」


「……っ」


ギリッと歯を鳴らした。