魔法書使いの蒼き人


ザクリッとレンガに突き立てる。


ポゥと光あたしの後ろに立つ、皆の前にシールドを張った。


「! これはっ……」


ダァチの目が見開いた。


「皆は休んでて、あたしが何とかする。 ちなみにでれないようにしたから」


「レイッ、危険だ!」


「……私達でも歯が立たなかったのに」


「レイねぇ!」


ソール、サラサ、ジュリアがシールドに手を振れ叫んだ。


「大丈夫! 兎に角任せなさい!」


皆に背を向け黒ローブと対峙した。


残念な事に勝算の可能性は低い。


全魔力と霊力をぶつける勢いで行かなきゃいけないから。


それに黒ローブの近くで倒れてるレミリアの救出が最優先だ。


それでもやるしかない。


魔法書を開き、手の先を黒ローブに翳す。


「レミリアに何したの?」


目を開けたまま動かないレミリア。


まるで、"仮死状態"みたいだ。