魔法書使いの蒼き人


玄武は付近に土で山を作り、白虎は風を吹き荒らし、朱雀は辺りの気温を上げ、青龍は……。


「キャアアアアッ!!」


この声、


「マリーヌ!?」


長い通路を駆け抜け、中央部へと出た。


至る所、抉れたりひび割れたりしている。


「……なっ!?」


足元に倒れているのはノースト国の大臣の遺体。


目の前には傷だらけのマリーヌ、サラサ、ジュリア。


同様のダァチとソールは姫達を守ろうと前に立っているがフラフラだ。


そして、


「あははっ! 墓場にようこそ、レイリア」

傷一つなく笑っている黒ローブ。


黒ローブの言葉に皆があたしの方を向く。


「……レイ」


マリーヌが倒れようとしたのを掛けより、支える。


「……大体は想像できる。 後はあたしに任せて」


マリーヌはコクリと頷いた。


ダァチとソールの間を通り前に立つ。


剣先を地面に向けて突き立てた。