魔法書使いの蒼き人


「あんた、スージー?」


疑問系をつけてしまう程、姿が変わっていたから。


きっちりと分けた髪がボサボサになっているし、メガネもヒビが入っている。


「平民ごときが、名前を呼ぶな」


スージーはまた切りかかってくる。


……ダァチに剣を習ってよかったかも。


あたしは全てをかわしきり、間合いを詰める。


体を捻り、蹴りをかました。


見事に顔に当たりスージーは木に叩きつけられて、気を失った。


「借りてくよー」


スージーの手から剣を盗り走った。


「レイ、剣を何に使うんですの?」


アクアが後を追い掛けながら、聞いてくる。


「ちょっとしたことにね」


ニッと笑う。


しばらく走って、拠点、セントラル・ルインスに着いた。


入り口付近には土で作られた山ができていて、目を向けずにに通り過ぎて中に入った。


霊獣を出した影響で出現したものだから。