魔法書使いの蒼き人


〈side. Rei 〉

――ガサッ


「……遅かったか」


蒼空は完全に暗雲に覆われてしまった。


さっき通った森も既に枯れれしまった。


「リーフ、お疲れ様」


「……うん」


肩に乗っかったリーフが弱々しく頷いた。


負担かけ過ぎたかな?


「レイっ!」


前方を見ると黒い何かが迫ってきていた。


‘……ミツケタ’


‘コロスッ!’


今の状況は闇が動き出している。


――パァッ


‘グッ、ァアアァアッ!!’


とっさに魔法陣から光を放ち、動きを止めた。


「急ぐよっ! 黒ローブを止めないと!」


このままだと街にも被害が及んでしまう。


間を通り抜けて走った。








「ウラァアアアアッ!!」


「!?」


枯れた茂みの中から誰かが飛び出し何かを振るった。


とっさにかわしたが、頬を浅く切ってしまう。


誰かを見たとき、ハッとした。