魔法書使いの蒼き人


「わかった! レオンさん、セントラル・ルインスの道のりを教えてください」


「まず、丘を降りるんだが……」


前方には黒い何かが迫ってきている。


あの中に突っ込むのはさすがに……。


「赤髪君! 丘を降りる意外に方法はあるわ!」


「何ですか?」


アリアさんの意見はとんでもないものだった。


「ディセントを唱えて崖から飛び降りればいいの」


`……!?´


周りの人達がアリアさんを凝視する。


丘から少し先に断崖がある。


あそこから飛び降りろと?


「赤髪君! 後は着地した後森を真っ直ぐ突っ切れば着くから、頑張って!」


既に決定事項となっていた。


「……」


コクリと頷き、崖の近くまで歩く。


……ここって結構高いんだな。


だが、後には引けないんだ。


ハァと息を吐き、飛び降りた。


ディセントを唱えるのを忘れずに。