魔法書使いの蒼き人


パラパラとレンガの欠片が落ちてくる。


「な、なに?」


アリアさんはレオンさんにしがみついた。


――ドンッ!!!


また響いた。


「大変ですっ!」


カルロさんが慌てた様子で駆け寄ってきた。


「外が大変な事になっています!」


「「「「!?」」」」


――バンッ


ドアを開けると驚く光景が広がっていた。


蒼空が暗雲に覆われ黒い雷が落ちていく。


そして、雷の衝撃で地面がえぐれている。


草原の草が枯れ始めた。


「なに…これ」


ニーナが唖然として蒼空を見ている。


「こ、このままでは危険だわっ! どこか安全な所に非難しましょう!」


「安全な所って?」


「うーん…」


目を閉じて唸っているアリアさんの肩をカルロさんが叩き、


「ここからは遠いですけど…丘の先に洞穴があったのを覚えています。 どうでしょう」


皆が肯定した。