「「……!」」
ニーナと目を合わせ、再度アリアさんを見る。
「どうして知っているかって? それはオスマンは以前国王陛下の補佐をしていたからよ」
「……えっ!?」
素っ頓狂な声を上げてハッとする。
前々にロイドが学園長とレイが親しげに話しているのを見た、と言っていた…気がする。
レイがオスマンと言っていて……。
「……あぁー」
独りでに納得し勢いで立ち上がっていた事に気づく。
「いろいろ書いてあったわ。 レイが挑まれた勝負に勝った事やレイの周りには友達がいっぱいだとか、自らの生い立ちを…君達に話したとか」
アリアさんは目を伏せて、顔を覆った。
「私達がここでの生活に強いられた時、娘は他国に行っていた…すぐに国を出たと風の知らせで聞いたわ」
切なげに目を閉じ、
「"死んだ事にするから会うな"と言われたわ」
ツウッと一筋の涙が流れる。


