魔法書使いの蒼き人


……あんなペンダントしてたっけ?


青い宝石の周りを金の金具で覆い、模様なのかグネグネといろんな所に突き出ている。


「レミリア、スージーは?」


護衛であろう剣士がいなかった。


「ウフッ! スージーが遺跡の外で誰かを待っているわ」


楽しそうに笑いながらレミリアは答えた。


蒼空を見上げると太陽が真上に登ろうとしている。


「――……時が来たわ」


あたしの一言で一気に緊迫感が漂い始める。


なお、順番はあたしからジュリア、サラサ、レミリアとなる。


あたしは杖を取り出し、目を閉じる。


スゥと息を吸い、


「……'我が名はマリーヌ・ノースト、ノースト国の姫なり。 今この場に国の神(ジン)よ姿を現したまえ'」


パァアアッと足元から黄の魔法陣が現れた。


出てきたのは足の長い亀、蛇の尾である霊獣。


玄武だ。


尾の蛇は大臣達に威嚇する。