魔法書使いの蒼き人


とにかく目を覚まさなきゃ!


「ゔー…」


目を閉じて目を覚まさせようと奮闘する。


[あははっ! 忘れたの? 俺が指鳴らさない限り目を覚ますなんて無理だよっ!!」


あたしを小馬鹿にしたような笑い声を上げたノルンに腹が立ち、


「どっりゃっ!」


身体を何回も捻らせて蹴りをお見舞いした。


ただ、無重力だから威力は半減していると思う。


[痛いっ! 何すんだよっ!]


頭を押さえてノルンは叫んだ、


「うっさい! あたしはレミリアが首にかけていたペンダントを外さないといけないのっ!!」


「どういう事だ!?」

驚いているアレンさんに顔を向けて答える。


「これ、あたしの予想なんだけど、ペンダントに何かしらの仕掛けがあると思うの。 ギレルは…それを使うつもりかも」


[事情はわかったけどさ…魔法書が手元に無い今、動いたって無駄だと思うよ?]