「そうか…だから左腕の所が赤くなっているんだね」
[よくも、レイのキレイな肌にっ……]
「……」
ノルンの言葉を無視してアレンさんが言っていたのを聞いて左腕を見る。
確かに腕に3センチ程度の赤い細い線が刻まれていた。
「……つかさ、ノルンは見ていたから知っているハズなんでしょ?」
ノルンの態度がまるで初耳だという感じだったからだ。
[ん? ぁー、最近新しい星に変わった生物が生息し始めたからそれを見ていたん「あっそう」]
時空を司るハズなのにあたしが住む星、他生命が住む星をそっちのけにか。
ま、過度な期待はしていないから落ち込むことは無いけどね。
「レイ…神様相手に物怖じしないね……」
「それ以前にノルンが本当に神様なのか疑い深くなってる」
[!?]
「……」
あたしの言葉にノルンが固まりアレンさんは苦笑いを浮かべる。


