「ま、まだまだっ!」


レイが持つ部分を投げ捨て構える。


ダァチさんも剣を投げ捨てて、武術のやり合いを始めてしまった。


剣はダァチさんの方が上だけど武術はレイの方が上。


時間が経つにつれて人が集まっていく。


周辺に住む人々にとってもレイとダァチさんの取っ組み合いを観戦するのが日課となっていた。








「……スゴい盛り上がりねー」


いつの間にか来ていたマリーヌとニーナ、その後ろにロイドとナルシストがいる。


「朝食持ってきたんだけど…リュウキ、お願い」


ニーナがバスケットを持ち上げて、言った。


マリーヌ達が来るまでの決まりで、人混みを掻き分けて二人の所へ。


「……ここまでしてくれ」


俺が止めに入ったときにはレイの拳がダァチさんの顔面目掛けて振るおうとしていた。


ちょうどいい間に入ったんじゃないか?


周辺の視線が俺に向けられた。