魔法書使いの蒼き人


「アナタも十分に若いですよね。 数歳ぐらい違うだけでベテラン気取りですか?」


「……貴様」


スージーさんは剣に手をかけた。


ダァチさんは目を細め、


「……そうやっていちいち挑発に乗って、それでも騎「黙れぇ!!」」


ダァチさんの言葉に耐えきれなかったのか、剣を引き抜こうとし、


「ニーナさん、これ少し借りるよ」


「あっ!」


それよりも早く私はダァチさんに引き寄せられ、髪留めを取られる。


髪留めは先端が黄の花の形をしてして、反対側は先が尖っていて、場合によっては刃物なるものだ。


パサリと髪がおろされ、抱き締められたと同時に小さな悲鳴が聞こえた。


私は抱き締められていた状態から頭だけを動かす。


髪留めの鋭い方がスージーさんの右目ギリギリに突き立てられていた。


少しでも動けば刺さりそう。


「ダ、ダァチさん」


ナルシス君の顔が真っ青になっていた。