「あー、そういえば言ってなかったね。 あたし、今日から転入してきました、レイと言います。 魔法書使いです」
一気に教室がざわめきたった。
「……だったら魔法書はどうしたんだい?」
根暗教師が不審そうにメガネをグイッと押し上げる。
「今からお見せしますよ」
言うや否やレイは手を二回叩いた。
シュンと小さく音を立てたかと思うと頭上に魔法書が現れ、落ちる直前で手で受け止める。
「初級の段、リゲネラティブ」
と唱えるとレイの足元に蒼い魔法陣が。
見る見るうちに破けている所が修復されていく。
「……とまあ今のが魔法書の一つです」
パタンと閉じると教師内の全員に向けてニッと笑った。
「 「 「 …… 」 」 」
教室内にいる殆どが顔を真っ赤にし固まっている。
「?」
レイは不思議そうに顔をしかめた。


